第2話:愛され系審神者は給料分は仕事をする [5/5] 小夜は部屋の前を通り過ぎた人影に、一瞬身を固くした。 地にまで届くかと思うくらい長い髪。 「どうした? 小夜」 「……何でもない」 よく見たら、別人だった。新しく顕現させたのか、審神者が背が高く長身の付喪神達を連れて歩いていた。更にその後ろには、一期一振。 「…………」 大倶利伽羅は黙って小夜の頭を撫でる。愛染もテーブルの向かいから飛んできて、細い体に抱き着いた。 (駄目だよ一期……) そんな劣情を含んだ眼差しをしていては。 1 2 3 4 5« 第1話:愛され系審神者はオカルトが嫌いだ第3話:愛され系審神者は根は真面目だ » 星神智慧 闇背負ってるイケメンに目が無い。 MisskeyくるっぷFollow @CosmossoahCmore...