G4097字別離 「主!」 先頭の和泉守が主の部屋の前に小さな人影を見付けた。髪を伸ばし、襦袢の上に上着を羽織っただけの少女、主だ。秋田も眠そうに目を擦りながら隣に立っている。 「起きてたのか?」 「今起きたの」 「主も今の気付いたの?
R18+2468字面影 もう、見失わないように。 「…ァッ……」 鯰尾は恐怖に目を見開いた。 (息が…) 鯰尾の首には、馬乗りになった安定の両手が巻き付いていた。立てられた爪が肌に食い込み、血が滲む。 (なんで!?) 何も首を絞められる