宇宙混沌
Eyecatch

第2章:あなたはだあれ [4/5]

「なるほど、その時の光景を見て、かごめさんは勘違いしたんですね」
 とわが納得した声を出した。もろはが肩をすくめる。
「だから付き合ってないって言ったろ?」
「わかったわかった。でもそのまま続けてよ。竹千代が、その男前に変化できなくなっちゃった理由は気になるし」
「別に出来ないわけじゃねえだろ? してねえだけで」
 理玖の問いに、「まあそうだけど」と竹千代は渋々肯定する。
「今も変化できるの!? 見たい見たい!」
「ほら~理玖様が余計な事言うから~~」
「すまねえ」
 理玖の失態を思い出すどころか、今の理玖の失言で面倒な事になり、竹千代はげんなりする。
「理由があって変化してないんだから、頼まれただけじゃ見せてやらないんだぞ」
「それもそうか。理由次第じゃ取り下げるよ」
「その話まではまだまだかかるよなあ」
「そうだな。適当に掻い摘んで話すんだぞ」

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