宇宙混沌
Eyecatch

第3章:二人は化け殺し [1/5]

「鋼牙の奴、もろはになんちゅー教育してんだ!」
 犬夜叉が怒りを顕に立ち上がった。当のもろははどこ吹く風だが。
「何のこと?」
「その辺で脱ぐなってことだよ!」
「あー、それは鋼牙のおっちゃんにも結構怒られたけど、やっぱ開放感あるじゃん?」
「いやマジでやめてよね」
 かごめに睨まれ、もろはは縮こまる。
「で、竹千代はラッキースケベには堪えたと」
 とわがぼそりと呟いた。
「らっきー……何て言ったんだぞ?」
「ごめん、何でもない。続けて」
「続けるのか」
 もろはがあからさまに嫌そうな声を出した。
「竹千代が話せよ」
「ええ~? 俺も嫌なんだぞ」
「なんだ、そんなに嫌なのかい?」
 理玖が面白そうに言う。竹千代は顔を手で覆った。
「あ~! そういえば理玖様には一応、何が起きたかだけは報告してたんだぞ~~」
「つまり理玖が話せるってこと?」
「ええ。尤も、二人がどこまでナニをしたかは知りやせんが」
 冗談のつもりだったのだが、犬夜叉夫婦と竹千代に睨まれ、とわには興味津々の視線を向けられて、理玖はたじろいだ。もろはだけは首を傾げている。
「ま、その様子だと『まだ何もしてない』ってことですかね」

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