宇宙混沌
Eyecatch

若夫婦の床事情


対面座位&着衣

「……しよっか?」
「とわ様から誘っていただけるのは嬉しいですが、流石にお腹の子に障りますので」
 理玖はそう言って一度起き上がったけど、不服そうな私を見てもう一度口付けた。
「とわ様からしたいと言ってくださるの、初めてですね」
「だってしたいから」
「嬉しいですよ、本当に」
 背中を支えられ、起こされる。
「……お腹や腰に負担にならない姿勢なら……」
「してくれる?」
 理玖は暫く視線をうろうろさせてから、覚悟を決めたように頷いた。
「このまま、座ったままで」
 理玖の手が着物の裾を捲る。腿を一撫でしてから、赤ちゃんが通ってくる場所へ。
「久し振りでもありやすしね。やめたくなったら言ってくださいね」
「大丈夫だよ」
 そうは言ったものの、理玖が最低限、服を開けて出したそれは、いつもよりも大きく感じられた。というより、こんな真っ昼間にするのも初めてで、当然理玖の物を明るい中まじまじと見るのも初めてだった。
 再び支えられながら、胡座をかいた理玖の上に腰を下ろす。
「あっ……」
「痛い?」
「違う、久し振りだから、びっくりして……」
 思わず理玖の肩にしがみついてしまう。理玖はゆっくりゆっくり私の腰を下ろして、下まで行ったところで顔を上げた。
「動いた方が良いです?」
「……ううん」
 このままでも十分。十分に、幸せ。
 理玖の、生まれ変わる時に少し色が抜けた髪に顔を埋めた。理玖の匂いがする。少しだけ、海の匂いも。
「……とわ様、そんな事されたら中に出しちまいますよ」
「そんな事って? ……あ、」
 理玖が私の胸で窒息しそうになっていた。慌てて離れる。
「満足ですかい?」
「……もうちょっと……」
 そのまま飽きるまで繋がったままで居た。流石に皆が帰って来るまでにはやめたけど、匂いが残ってしまったのか、理玖は帰って来たばかりのせつなにいきなり殴られていた。
「せつな! 八つ当たりはダメっ!」
 仲裁に入る母上の向こう側で、何故か理玖は勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。

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