宇宙混沌
Eyecatch

手合わせ [4/5]

 すぐにでも膨れ上がった自分の欲望を突っ込みたい気持ちを抑えて、代わりに指を割れ目に沿わす。初めてかもしれないし、そうじゃなくても僕と組み始めてからはしてない筈だからご無沙汰だろう。
「やぁ、そこ、あっ、駄目っ」
 彼女の良い所に指が当たる度、普段の声からは想像できない甘くて高い声が漏れる。下半身は動かせないので、逃げる事も出来ずに、ただその刺激に耐えるしかないんだ。顔を隠す様に口を覆ってしまっているのが残念だけど、涙目のその姿は、あるとは思っていなかった加虐心を搔き立てる。
 ……それは良いんだけど、穴、どこ?
 体勢を変える為にスツルム殿の脚を解放する。その時、スツルム殿が腰を浮かせた。
 僕の指から逃げる様にではなく、さらなる快感を求める様に。
 ぬるり、と第二関節まで埋まった。そこから少し引っかかったけど、少し曲げると指の付け根まで簡単に飲み込む。
「すごい、吸い付いてくる……」
 まだ余裕がありそうだったので、一度引き抜いて、本数を増やして入れてあげた。
 無意識なのだろうか、スツルム殿は自分で気持ち良い場所に当たるように、腰を振っている。指摘したら止めてしまいそうだから、暫くそのまま眺めて楽しんだ。
「……も、挿れるね?」
 指を抜き、自分の下着も取り払った。返事を待たずに破れ目にあてがう。
 ……この状態でお預けはきつい。
 正確には、お預けされてるんじゃなくて、また場所を見失っただけなんだけど。太くて入らないのかなあ。
 ぬるぬると入り口の側を何度も往復する。スツルム殿の核に触れる度に悲鳴が上がり、脚を閉じられそうになる。間に体を入れてそれは阻止した。
「もっと……」
 もっと? まだ僕入ってないんだけど。
「もっと、下……」
 僕の指ではない何かが僕に触れた。それは僕を挟んで、少し位置を変える。
「此処……」
「……スツルム殿ってば、本当にえっちだなぁ」
 僕が意味のある言葉を発せたのは、そこまでだった。

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