……嘘です。手が震えてます。
僕はそれを悟られないように、スツルム殿の服の襟ぐりを掴んで広げる。肌着は着ておらず、下着を着けた白い肌が露わになった。
胸でっっっか。え、仰向けに寝ててこのボリューム? 鎧着る時ちょっと潰してるんだ??? ドラフ半端ないな……。
「……寒い」
「あ、ごめん」
いやごめんじゃなかった。無理矢理するんでした。
恐る恐るといった体で、唇を胸の谷間に落としてみる。柔らかい。すごく柔らかい。
「あっ……」
思わず吸い付くと、艶っぽい声が僕の耳にダイレクトに入って来る。良いぞ、興奮はしてきた。
横着して下着ごと寝間着を脱ぐ。縛っていた髪が乱れたので髪紐も解く。垂れてきた長い髪に、スツルム殿が指を通した。吸い寄せられる様に口付けを落とす。
で、此処からどうしよう。そもそもこの下着どうやって取るの?
苦し紛れに舌を入れてみる。スツルム殿もたどたどしく絡ませてきたので、その状態のまま下着の継ぎ目を探す。
わからん。諦めた。唇を離し、下着の下の部分に指を引っ掛けて、無理矢理上までずり上げた。
「あっ!」
「ごめん、痛かった?」
そりゃこのアンダーとトップの差で擦ったら痛いよね。ごめんごめんと胸を擦ると、声にならない悲鳴が上がる。
「ひあぁ、んっ……」
あ、これ感じてるのか。暗くてわからなかったが、気付けば大きな乳頭を僕の指が撫でていた。そのまま先端を摘むと、一際長い吐息が漏れる。潤んだ瞳が僕を見た。
やば、これ、頭おかしくなる。
もう片方は軽く噛んだ。そのまま吸えば、頭に手が置かれる。どかしたいけどどかしたくない、そんな風に。
僕は手を下に伸ばす。隙間から手を入れて、スツルム殿の下着ごと取り払った。頭を上げて、露わになった割れ目を眺める。
「やっ、見るなっ」
「見てほしいんでしょ~?」
閉じられそうになった脚を、僕の脚で押さえつけて逆に広げる。下の毛も赤いんだなあ、と思いながらも、既に溢れた蜜でぐしょぐしょのそこに、目が釘付けになった。
本能って良く出来てるなあ。初めて見るのに何処をどうすれば良いのか、解るもんね。