宇宙混沌
Eyecatch

もう一回


 一糸纏わぬ姿にされると、再び羞恥心が湧いた。昨夜と違って陽が昇っていて、カーテンを閉めていても室内は表情がはっきり見える程明るい。
 あたしは顔を腕で隠す。ドランクはそれには何も言わずに、そっと下を指で弄った。
「んっ……」
 昨夜もっと太い塊を飲み込んだそこは、何の引っ掛かりもなくドランクの指を根本まで咥え込む。しっかり中まで洗い流した筈なのに、また注がれたのかと思うくらい濡れていた。何を期待しているのか、勝手に指を締め付けてその動きを阻む。それが快感を生み出して、あたしは顔から手を離してシーツを握った。
「すご」
 ドランクが思わず漏らす。そういえば、ドランクは初めてだったんだろうか。いや、こいつの歳と見た目を考えればそんな訳無いか。他にも相手をしてくれる女が居て、そいつにも上っ面だけの甘い言葉を囁いているのが容易に想像できた。なんか、気に食わない。
「大丈夫? スツルム殿」
 その気持ちは形を変えて表情か何処かに出たらしい。空いている方の手で頬を撫でられる。
「平気だ」
「指増やすよ」
 肉を押し退けるものが増える。その分あたしから流れ出る蜜も増えて、指の動きに合わせて時折腰を浮かす様子に、ドランクの劣情も膨らんだ。
 いつの間にか指が引き抜かれていて、丸い先端があてがわれている。入れるよ、と言って返答を待たずに押し込んできた。思わず喘いだのは、ドランクの方だ。
「そんなにイイのか?」
「すっごく」
 奥まで埋めて、暫くそのまま見つめ合う。
「痛くない?」
「ああ」
 答えた口にまた唇が寄せられる。舌の先があたしの唇の隙間を突くので、ゆるゆると開けば丁寧に中を弄った。探し物はこれか、とこちらからも舌を伸ばせば、吸うように絡ませる。昨夜は酒の味しかしなかったが、今日はどこか甘い。
「動くね」
 頷くと、腰を引く。中で何かがあたしの肉壁に引っ掛かり、声が我慢出来なかった。痛みが減った分、それに隠れていた快感が脳を強く揺さぶる。今度は勢い良く奥を突かれた。
「あっ!」
 抜く時と、奥を叩く時と。二つの刺激が規則正しく続いて、理性を奪っていく。もう一度口付けてもらいたくなって青い髪に指を通せば、相棒はちゃんと察してそれを落とした。啄むように触れてから、今度は鎖骨へ。さっき消したばかりの痕を付け直すのだろう。
 頭が真っ白になりかけたとき、徐ろに抜かれる。おあずけを食らった気になって思わず腕を掴めば、安心させるような笑みが返ってきた。
「後ろ向いて」
 言われるがまま四つん這いになれば、ドランクの指先が後ろの穴の近くに触れる。
「お前、どこ触って……!」
「どこって、お尻」
「そっちは嫌だからな!」
 体を清めたばかりとはいえ恥ずかしいし、そもそもそういう為のものではない。見られているだけでも顔から火が出そうなのに。
「わかってるよぉ」
 ドランクは指を離し、また元の穴に己をあてがう。先程よりもすんなりと受け入れたが、ドランクの熱はさっきとは違う所に当たる。
「あっ、やっ!」
 思わず逃げようとする腰を強い力が阻む。さっきより深くまで押し付けられる烈情が、より一層あたしの理性を剥がしていく。絶対今ひどい顔してる。後ろ向きで良かったと心底思った。

Written by